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バス停情報

はとバスや東京ヤサカ観光バスで
利用されていたゼトラ



「ゼトラ(Sctra)」とは、ドイツ・カールケスボーラー社のバスのブランド名です。カールケスボーラー社の開発による車体新構造をドイツ語で自立を意味する「Sclbsttragend(ゼルプストトラゲント)」と呼び、そこから「ゼトラ」と言う名称が生まれました。日本では、「はとバス」などの観光バスでゼトラが使われていたことがあります。

ゼトラについて

ゼトラについて

車体のシャシを廃してフレーム骨格を築き、骨格全体で剛性を確保する一体型構造(Sclbsttragend)を採用したこと加え、低床構造を築き上げた点に特徴があります。車種を世代ごとに分けていくと、S6、S7、S8などの第一世代(1951年~)、S80、S120、S180などの第二世代(1967年~)、S208HM、S216HDS、S228DTIなどの第三世代(1976年~)、S300NC、S315UL、S328DTなどの第四世代(1991年~)、現在生産されているS415ULなどの「MultiClass」、S415GTなどの「ComfortClass400」、S515HDなどの「ComfortClass500」、S431DTなどの「TopClass」があります。旧作のゼトラは、ミニカーにもなっており、中でも天井に備えられたはめ殺しの窓、ルーフキャリア、床下のトランクスペースなどを有し、観光バスの機能と車体の美しさをかね備える第一世代のものが、マニアの間で人気を博しています。

日本で使われているゼトラ

東京いすゞ自動車と伊藤忠商事がドイツからゼトラを日本に輸入したのは1983年のことです。当時、ゼトラのように客室の下に運転席がある「アンダーフロアコックピット(UFC)」の車両は、日本では販売されていませんでしたが、ゼトラをきっかけにドレクメーラー社の「コルセア」、いすゞ自動車の「スーパークルーザー」などが流通するようになりました。日本に輸入されたゼトラ(S 216HDS)はたったの7台で、うち3台がはとバス、2台が東京ヤサカ観光バス、2台が塚原観光バスで使われたと言われています。はとバスでは、二階建ての貸切車として利用され、ツアーの目玉にもなっていました。なお、現在でも、真っ赤なボディのゼトラが陸王交通(愛知県豊橋市)で使用されていますが、これはもともと東京ヤサカ観光バスで稼働していたうちの1台を受け継いだものです。

カールケスボーラー社について

「ケスボーラー(Kässbohrer)社」とも呼ばれます。1893年にドイツのウルムで設立されて以来、バス、車両運搬車、トレーラー、雪トリマー車などの特殊車両を手掛けてきました。高い品質でヨーロッパ内での評価を得ながらも1993年頃から経営が悪化、1995年にはダイムラー・ベンツ(現ダイムラー)に吸収されます。以降、ダイムラーのバス部門「エボバス・グループ」で、ゼトラブランドのバスを製造し続けています。