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小型車で普及したリアエンジン



「リアエンジン」とは、エンジンを車体の後ろの方に搭載する形式のことです。リアエンジン搭載車は1930年代以降、ヨーロッパの小型車を中心に普及しました。1959年にイギリスのミニが先進的なフロントエンジンレイアウトを採用すると、主流はフロントエンジンに取って代わり、今ではポルシェ911などごく一部の特殊なクルマに採用されるのみとなっています。ここでは、リアエンジンについて紹介します。

リアエンジンとスポーツカー

リアエンジンとスポーツカー

「リアエンジン」とは、エンジンをボディ後方に搭載する形式のことです。後輪車軸の上、またはそれよりも後ろにエンジンを搭載します。リアエンジンは1930年代以降、主にヨーロッパの小型乗用車で普及しました。当時、リアエンジンを搭載した場合には、他の形状よりも車内のスペースが大きく取れて、車体も軽くできるとされていたためです。リアエンジンは、小型乗用車用の間で普及しましたが、チェコの「タトラ」など一部を除き、大型自動車用の間では普及しませんでした。

やがて、スポーツカー業界もリアエンジンを搭載するようになります。リアエンジンのスポーツカーは、小型乗用車のメカニズムを流用して製造されているものが多かったためです。1948年に発売されたポルシェ356もそのひとつで、フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)をベースに開発されました。

リアエンジンから前輪駆動へ

1960年代以降は、フロントエンジン車がリアエンジン車に取って代わられるようになりました。リアエンジン車は、小型車のラゲージスペースや操作性・安全性の面で、フロントエンジン車に劣ったためです。1964年にフィアット傘下のアウトビアンキで、ダンテ・ジアコーサが考案した「ジアコーサ式前輪駆動」が採用されると、フィアットの乗用車で続々と採用されました。前輪駆動を低価格で生産できるため、多くの自動車メーカーがこのやり方にならうようになり、これがリアエンジン車が衰退していく兆しとなりました。1980年代には、そのほとんどが姿を消し、ポルシェ911など特殊なスポーツカーを残すのみとなりました。

1938年に、フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)が発売されましたが、この自動車はリアエンジン車の代表格として知られています。ドイツで生産を終了した以後も、ブラジルで2003年まで生産されました。累計生産台数は2,100万台と、世界最多の生産台数を誇っています。また、タイプ1(ビートル)をベースとしたリヤエンジンのワンボックスバン、タイプ2は2013年まで生産されました。日本では、スバルの軽ワンボックス/トラック、サンバーが長きにわたってリアエンジンを採用していましたが、2012年2月のモデルチェンジでリアエンジンレイアウトを廃止しています。しかし、乗用車や小型トラックでほとんど使われなくなったリアエンジンは、今も大型バスでは主流の方式です。