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世界で初めてハイブリッドバスを量産化した
日野自動車
「日野自動車株式会社」とは、主にトラックやバスなどを製造している自動車メーカーで、世界で初めて、ハイブリッドバスを量産化した実績があります。ここでは、日野自動車について紹介します。
トヨタ自動車との強い関係

「日野自動車株式会社」とは、トヨタ自動車の連結子会社で、主にトラックやバスなどを製造している自動車メーカーで、2001年にトヨタ自動車の子会社となりました。本社は、東京都日野市にあります。生産は主に、トラックやバスなどですが、トヨタ自動車関係の乗用車やトラック、スポーツ用多目的車などの生産もしています。その他に、陸上自衛隊の73式中型トラック、ディーゼルエンジンの生産も手がけており、低燃費と低公害を目指したハイブリッドシステムの共同開発も行なっています。
好成績を上げる日野自動車
日野自動車では、大型トラックの販売が特に好調であり、日本国内の大型トラックのシェアは34年連続でトップに輝いています。また、道路が整備されていない山岳地帯などを走るモータースポーツの耐久レース大会「ダカール・ラリー」に「日野・レンジャー(中型トラック)」として挑み、好成績を上げました。日本の大型車メーカーの中でこの大会に挑んだのは日野自動車だけです。この他に、企業博物館「日野オートプラザ」が東京都八王子市にあります。
2004年3月期には、売上高が前年同期比23.7%、営業利益は前年同期比2.3倍になるなど好成績を出しました。その背景には、2003年10月に開始された「首都圏ディーゼル車規制条例」により、猶予期間を経過したディーゼル車は規制され、それらの買い替えによって販売数が増えたことなどがあります。
2004年10月には、いすゞ自動車と共同で新会社「ジェイ・バス」を設立しました。旧会社の車体工場をそのまま引き継ぎ、旧日野自動車の石川県・小松工場では観光バスを中心に、旧いすゞ自動車の栃木県・宇都宮工場では路線バスを中心に製造しています。日野自動車にとって、いすゞ自動車(当時は前身である東京自動車工業)は母体だった会社でもありました。さらにいすゞ自動車とトヨタ自動車は提携しているため、日野とも深い関係があります。
同じ時期、シャーシ(車体以外の機構)の供給をしていた西日本車体工業(西工)に対し供給をやめました。その後、一部の路線車だけに対しては提供を再開しましたが、2010年10月に西工の解散があり、それと同時にシャーシ供給も終わりました。
日野自動車のバス
バスについては、いすゞ自動車との新会社「ジェイ・バス」から供給される製品に移行する計画が進んでいます。供給された製品は、いすゞ自動車と同一製品となります。また、トヨタ自動車・いすゞ自動車の製品も受託製造しています。さらに、日野自動車は商用車メーカーとしては世界で初めて、ハイブリッドバスを量産化した実績も持っています。
大型バス
日野自動車の大型バスを紹介します。
- 日野セレガ
- 大きく分けて観光・夜行高速路線・高速路線・観光リフト付きの4種類があります。さらに観光用は4種類、夜行高速路線・高速路線・観光リフト付きは2種類のバスがあります。ハイブリッドの車種もあります
- 日野ブルーリボンシティハイブリッド
- 路線用大型バスです。ハイブリッド車のみを展開しています。10.5mサイズと10.9mサイズがあります
- 日野ブルーリボンⅡ
- 路線用・自家用の2種類です。バリエーションは、路線用はノンステップとワンステップ、自家用はツーステップです
中型バス
日野自動車の中型バスを紹介します。
- 日野メルファ
- 観光・自家用です。種類はロイヤルサルーン、スーパーデラックス、デラックスの3種類あります
- 日野レインボーⅡ
- 路線用です。ノンステップとワンステップがあります
小型バス
日野自動車の小型バスを紹介します。
- 日野リエッセⅡ
- 幼児専用車、リフトサービスバスなどがあります
- 日野ポンチョⅡ
- 路線用です。ロング2ドア、ロング1ドア、ショート1ドアがあります